アミルの研究開発にかける情熱
Column

アミル30周年記念 記念プレート宇宙曝露実験プロジェクトスタート!

現在、アミルでは国際宇宙ステーションの運用管制業務から宇宙飛行士への教育/訓練まで幅広く携わっており、
宇宙の仕事は携わってからすで25年は経とうとしております。

今回、30年目の節目となるイベントとして、
記念プレートを作製し

国際宇宙ステーションにて宇宙曝露実験を行うこととしました。

 

 

 

 

 

 

記念プレートはアルミ製で厚さ2mm 10cm四方となっております。
宇宙空間で曝露されることで様々な粒子などが付着するのではないかと思われ、
地球に戻ってくるころには、宇宙を身近で感られるものになるかと考えております。

 

記念プレート ↓

 

 

~曝露実験について~

 

 

国際宇宙ステーションは地上から約400Km離れた有人実験施設で、実験・研究、地球や天体の観測などを行っております。
そこで行われる宇宙曝露実験は、対象とする材料を宇宙空間にて長期間曝露(剥き出しでさらす)状態に置き、
劣化等受ける影響を調査することを目的として、外側に実験装置を取り付けて行われるものです。

 

今回の実験は10センチ角のアルミ製プレートを国際宇宙ステーションの各モジュールの中で唯一、
エアロックとロボットアームを合わせ持つ「きぼう」日本実験棟の機能を活用した
簡易曝露実験装置(ExHAM)にて、1年間程の宇宙空間曝露実験を行うものです。

 

 

実験詳細については詳細については下記のJAXA HPをご参照ください。
http://iss.jaxa.jp/kiboexp/equipment/ef/exham/

 

 

実際に取り付けた状態の写真はこちら ↓

 

 

 

2019年12月5日にはプレートの打ち上げが予定されています。

 

 

~ 計 画 ~

 

                        • 2019年12月5日(木)午前2時48分(日本時間)
                          ファルコン9/スペースX社 商用補給機ドラゴン19号機
                          (Space X CRS-19 (SpX-19)/Dragon)
                          ケープカナベラル空軍基地からステーションへ打上げ
                        • 2020年1月 「きぼう」日本実験棟(JEM)保管庫へ移動
                        • 2020年8月 船外曝露開始(約1年間)
                        • 2021年7月 地球へ帰還

 

 

日本に戻ってくるまでは2年以上はかかるという長い計画です。

 

 

打ち上げの詳細は、
下記「NASA TV」にてスペースX19号機の打上がライブ中継予定です。
https://www.nasa.gov/multimedia/nasatv/index.html#public

 

NASA TVについての日本語での紹介ページは下記のJAXA リンク先をご参照ください。
http://iss.jaxa.jp/iss/nasacontents/tv/

 

今後は、実際に船外にて曝露されている状況などをお伝えできればと考えております。

 

 

われわれもどのような実験がされるのか興味を持って見守っています。

ご興味のある方はぜひHPをチェックしていただければと思います。

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